あきっと獣医のおうちでほっこり中医学ブログ

中医学を勉強中のママ獣医師が、犬との生活、鍼治療、マッサージ、食餌、漢方治療、家族との生活、自己の健康、引き寄せ、などについて綴ります。

さらに続きました!甘いものや炭水化物が大好きでつい食べ過る…<その3>

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こんにちは!あきっと獣医です!

 

反応性低血糖症のことを書き続けて、全然ペットちゃんのこと書けてなくてすみません!

でも、どうしても、この病気のことを多くの人に知って欲しかったのです。

 

 

誤診されて苦しんでいる方がいるかもしれないから。

私のように、年齢のせい、とかプレ更年期?とか、自己判断している方がいるかもしれないから。

 危険な生活を送り続けている方が、今は症状がなくても、発症する前に病気のことを知って、生活を改善することに気づいて欲しいから!

 

 

あなたの近くにもいるかもしれません。

最近ダルさが抜けないんだよね~とお友達に相談されたら、ほんの少しでもいいので、この病気と関連する症状がないか聞いてみてください!!若い方でも多いそうですよ。高校生とか・・・読むだけで私まで辛くなります。

【反応性低血糖症】僕の長女(高校生)の体験談 | げんきリズム

 

ペットと飼い主はつながっている

そして、実はペットちゃんと飼い主さんというのは、本当につながりが深くて、心も身体も通じているのです。

同じ群馬県の前橋にある「かすかわ動物病院」院長の中島 直彦(なかしま なおひこ)先生は、

「健康なペットは健康な家族から、健康な家族は健康な体から」

こんなキャッチコピーを掲げていらっしゃいます。

 

私も本当にそう思います。だから、飼い主さんにも健康でいて欲しいと思うのです。それは、ペットのために。。もありますが、ペットの健康を維持するためなら、飼い主さんはどんなに健康を害してもいいのかというと、そうではないと思うからです。

 

だから、こちらのブログでは時々飼い主さんご自身が何かちょっと健康に意識を向けられるような記事を、これからも、書いていきたいと思います^^

 

余計なお世話よ!って思われるかもしれませんが。。^^;

 

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もうひとつ、こちらのブログは ”中医学の観点から~” が主体のはずなんですけど、ずっと西洋医学的に書いてしまっていますので、この回の最後に、私が自分自身を「中医学的に」弁証した結果も、合わせて載せておきますね^^

それでは、本題に入りましょう。

 

反応性(機能性)低血糖の治療法

 

まず初めに、

機能性低血糖症の治療方法として、確立された手法やガイドラインは存在しません。

ひとくちに「機能性低血糖症」といっても、患者によって出現する症状の種類や重さには違いがあります。また、治療を施す医師によっても、治療のアプローチや優先順位、摂るべき栄養素に関する指導は異なるでしょう。

機能性低血糖症に併せて、糖尿病や副腎疲労症候群など、他の病気を発症していたり、病気を治すための別の薬を飲んでいたりする場合など、個別に応じた対処が必要になります。

また、普段の食事にプラスして、補食(ほしょく)を摂るタイミングや食べるものに関して、細かく指示がなされることがあります。食事だけでは必要な栄養素が補えない場合には、サプリメントにより栄養補給が検討されます。

機能性低血糖症の治療を進めていくにあたっては、あなたの症状や体質、服用している薬との飲み合わせなど、主治医とよく相談するようにしましょう。「分子栄養学 Molecular Nutrition サイトより」

 つまり、出ている症状や病態がひとりひとり違うので、それぞれに合った治療が必要だといういうことですね。

私がここで書けることは<その2>の最後の方でも少し出てきましたが・・・

食事療法についてです。

あとは、規則正しい生活をする、運動をする、ということくらいです。

食事療法とか、生活改善って、いちばん面倒くさいのですけど、私は病気の治療において一番大切な部分だと考えています。

 

 

食事療法

すなわち、食べる物の種類と、食べ方を工夫する方法です。

  1. 基本は1日6回食。でもなかなか難しいので、3食はだいたい決まった時間に食べ、あいだあいだで、GI値の低い食品をおやつに食べる。(もちろん甘いジュースや甘いお菓子は × )甘くないけど「せんべい」など炭水化物でできたお菓子はGI値が高いので、素材を厳選しましょう。
  2. 野菜やきのこ、海草など → たんぱく質(肉や魚、卵などの動物性蛋白)→ 炭水化物(ごはんなど)の順に食べる。
  3. 寝る前にホットミルクやミルクココアを1杯飲む。
  4. もうちょっとしっかりできる人は、炭水化物はGI値の低い食品を選ぶ。
  5. 食材はバランス良く。

 

補足

ここで、補足説明していきます。

「1.」で食べるおやつは、ゆでたまごやちくわ、チーズなどのたんぱく質多め食品やナッツ類がおすすめですが、こんにゃくに含まれる繊維は糖の吸収をゆるやかにするため、こんにゃくゼリーも良いそうです。でも、ブドウ糖果糖液糖やアセスルファムKなどの人工甘味料が使われていることが多いので、量に気をつけましょう。

 

 

低血糖を起こしている時は、身体の甘い物要求がものすごく強くなります。だからこそ、この病気の人は負の連鎖におちいるんですね甘い物食べたい!と思って、そのまま食べてしまうと、高血糖があらわれ、その後また低血糖を起こす・・・。

低血糖を起こしてるかも!と思った時は、必ず野菜やたんぱく質のものを食べて、それから少しだけ炭水化物を摂りましょう。こんにゃくゼリーを少しだけもいいと思います。いきなり角砂糖をほおばったり、甘いジュースをがぶ飲みするなどということは絶対NGですよ!!

 

私の通う病院では「キャンディー」もちょこちょこ食べてよしと言います。すい臓をちょっとずつ刺激する方がいいのだと先生はおっしゃっていました。これに関しては、上記のミルクココアやこんにゃくゼリーと共に、反対する医師も多いかと思います。(実際、いろいろなホームページを読んでも、ブドウ糖やショ糖は摂るべきでないとしている所が多いのです。)

 

おそらくなのですが、本当に、ほんの少しずつならOKなのでしょうが、そもそも糖質依存の人がなる病気なので、「ほんの少し」で、ガマンできなくなるリスクが高いのかな、と思うのです。なので、基本は「甘いものは摂らない」が安心ですが、実際にかかる医師のアドバイスに従うのが一番良いかと思います。

 

「2.」の食べる順番については、食物繊維が糖の吸収を緩やかにする作用と、たんぱく質と脂質が糖の吸収を緩やかにする作用を利用した理論と言えます。

動物性の蛋白を重視する点は私のオリジナルなのですが、動物性の蛋白質には変性しにくいビタミンや、鉄分・亜鉛が多く含まれ、栄養価が高いと考えるからです。

豆腐が健康に良いイメージがありますが、たんぱく質や鉄分の面からすればほぼ栄養がないと言えます。おまけに身体を冷やす食材ですので、豆腐ばかり沢山食べることはやめましょう。

現代の若い~閉経までの女性が、非常に鉄不足たんぱく不足の方が多いという問題があります。このことについて、本当はひとつ記事を書きたいくらいです。

 

「3.」の寝る前の飲食については、寝ている間に低血糖が起こりやすい人向けですね。

 

「4.」炭水化物のGI値については、こちらの表を参考にされてみて下さい。GI値についても解説しています。パンでも、全粒粉パンなどは白米よりもGI値は低かったりしますので、調べてみると意外に食べられるものは多いですよ^^

www.qualia.tokyo

 

「5.」最後に、いろいろ言ってもバランスは大事だということ。何でも「度が過ぎる」ことは良くない結果を招きがちです。

そして、どうしても甘い物が食べたい時はレーズンを数粒つまんだり、カカオ70%のチョコレートを1粒だけ食べる、なんてことも私はやっています。

食事の回数が増えるので、トータルの摂取エネルギーが増えがちです。エネルギー過剰にならないように注意しましょう。

さらに、基礎疾患を持っている方や症状の出方で食事療法も変わってくるはずなので、その人に合った食事療法があるということをご理解いただければと思います。

 

 

そして!症状のない方も、とにかく白砂糖やブドウ糖果糖液糖などの甘味料を使った食品を食べ過ぎない!!これ本当に鉄則です!!本当に気をつけてください~~><

 

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 規則正しい生活を送る

それから、もうこれもホント、大事です。

どうしてかというと、規則正しい生活は体内時計をととのえるんです。

体内時計とホルモン分泌というのは密接に関係していて、つまり自律神経が整うポイントとなるのです。

自律神経の失調も反応性低血糖症の原因のひとつと言われていますから、治療と予防には大切なことです。自律神経が整うと、昼間はしっかり交感神経が優位になってちゃんと動けるし、夜にしっかり副交感神経が優位になってぐっすり眠れるのです。

夜は遅くても12時までに寝ると、寝ている間にホルモン分泌が順調に行われると言われています。(理想は10時までなのですが)

そして、大事なのは、朝起きる時間食事の時間。これを一定にすると、体内時計は整うと言われています。

夜寝る前にはパソコンやスマホなどのブルーライトを見ないようにして、照明をうす暗くし、ゆったりと音楽を聴くなどの時間を持つと、より質の良い睡眠がとれて効果的です。

とは言っても、現状なかなか思い通りに生活することは難しい方が多いと思います。

とにかく、意識です!常に意識するよう心がけて、少しずつで良いので理想に近い生活にシフトさせるようにしてみて下さい。

 

軽い運動をする

運動も適度に行うことが大事です。軽い筋トレやストレッチ、ウォーキングなどはこの病気の人には良いと言われています。激しいスポーツや肉体労働は、低血糖を起こし易いので避けましょう。わたしは朝食の前に、チベット体操というのを行っています。筋トレとヨガの中間のような運動で、冬場はぽかぽかするし、夏場はちょっと汗をかく程度の運動量です。体幹筋肉が鍛えられますし、後ですごくスッキリするので気持ち良いです。

 

私の場合は・・・

  • 上述の食事療法
  • 起立性低血圧の薬2種
  • むくみをとる漢方薬
  • 血糖値を上げにくく且つ下げにくくするサプリ

これが治療法です。まだまだ、外出時に間食用の食べ物を持つのを忘れて慌ててコンビニへ駆け込んだりと、生活のすみずみまで習慣化されてはいませんが、何とか続けています。

今で3ヵ月ほど経ちますが、治療開始2週間で、起立位で計れなかった心拍出量(一回の拍動で駆出される血液の量)がしっかりと計れるようになりましたし、疲れ易さもずいぶんとマシになりましたから、意外に効果は早く現れるのかもしれません。(病態の重篤度にもよると思いますが・・)今後継続的に検査していくと思いますので、良い結果が得られた時にはまたご報告いたします。

 

 

中医学的診断

いかがでしたでしょうか?

最後に、私が病院にかかる前に、自分なりに弁証して自己ケアしていた内容を、中医学的に書き残しておこうと思います。

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体格:湿肥  脈:沈、細、弱  舌色:淡紅 胖大(+) 歯痕(++) 舌下静脈怒張なし

舌苔:白厚  *脈診の左右寸・関・尺についてはまだよく分からないので記載しておりません。ご了承ください。

以下は、<その1>に書いた症状です。

  • 非常に疲れ易い。特に夕方。仕事から帰ってくると、極度の疲労感に襲われ、起きていられない。(1時間くらい横になってからでないと夕飯の支度ができない)
  • 昼お腹がすいてきた頃に、手が震える。
  • 食後とても眠くなる。だるくなる。
  • 夜早く眠くなり寝つきは良いが、夜中に何度も夢を見たり目が覚める(不眠)。
  • ろれつが回らない時がある。
  • 立ち仕事がきつい。1時間半くらい立っていると疲れて立っていられなくなる。
  • 寒がり(冷え性)なのに、暑がりである
  • ちょっと動くと大量に汗をかく
  • やたらと甘いものを食べたくなる
  • もの忘れが多くなった
  • 階段を上がると動悸がする、めまいがする
  • 偏頭痛がきつい
  • 人工の光(とくにブルーライト)がすごく眩しく感じる

この他には、

口渇、むくみ、皮膚、目の疲れ乾燥、脱髪、不安感、悩みやすい、肩こり、生理前イライラ、生理期間短縮 など。

 

弁証:裏寒虚症 気虚とそれが原因となる血虚(とくに心血虚→ 心脾両虚

*口渇は腎陰虚もややあるせいかな~と思いましたが、下焦に湿がこもり冷えが生じて虚熱が上焦に上がり出てきたものと解釈しました。また多少は肝気うっ血もあり。

 

(今、書いてて気づきましたが、これって、反応性低血糖のせいで心筋細胞のエネルギーが足りなくなって起立性低血圧になった、という西洋医学的な考察とそれほど変わりませんね。)

 

というわけで、「心脾両虚」に効く漢方を服用すると、夜はわりと眠れるし、多少元気も出るし、と感じていました。しかし、2ヶ月ほど続けても、漢方薬だけでは今のような状態までは改善しませんでした。(また、今から思えば、下焦の湿をとる漢方も加えた方が良かったように思います。)

 

それもそうです、食事療法をしなければ治らない病気だからです。

つまり、いくら合った漢方薬を使って治療を続けても、治らない病気があるということですが、でもそれって、この病気だけなのでしょうか???

 

おわりに

これまで食べてきた食べ物、食べ方、生活環境、心理的要因、そういったものが積み重なって病気は現れます。もちろん生まれ持った体質はありますが。

ここを改善しない限りは、いくら漢方やら鍼やらやったって、やめればまた元に戻るだけです。

もし、別の病気でも、漢方薬で治療されている方がいらっしゃったら、食事のことも是非見直してみられることをおすすめします。

 

私は、反応性低血糖症という自分の体験から、食事や生活、運動といった普段の養生が、いかに健康を維持するために必要で大切かを学び、さらに、治療を考えることについても、必要不可欠だと考えました。これからも、このスタンスは変えずに治療にあたりたいと心しております。

 

なぜなら、人間だけでなく、私たちが何気に与えているペットフードには、実は色々と問題があるからです。ペットちゃんの食事に触れた内容の記事も、また後々書いていきたいと思います。。

 

それでは、長文お読みいただいた方、本当に本当にありがとうございました^^!

 

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