こんにちは!あきっとです!
いつも訪問して下さり、ありがとうございます^^
最近、私の中で大きな大きな気付きがありました。
それは、心のあり方というか、気持ちの持ち方の類のひとつなのですが
『これは、人生が上手くいくための、とても重要な事だな~』
と感じられることだったので、今回は、そんな心のお話をシェアしてみたいと思います。
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実は、今年に入ってから、小2の息子が不登校になりました。
身体の一部が痛い、とか、お腹が気持ち悪い、と言って、学校に行けないというのです。
正確には、昨年末から予兆があって、「胸が痛む」と言ってお休みした日があったのですが、その時はまだ予兆だとは気付けませんでした。
朝、登校班に間に合わなくなり、そのうち学校にも遅刻するようになり、翌週からは登校すらできなくなりました。
尋ねてみると、きっかけは、お友達から些細な事で色々と注意を受けること、「あ、それいけないんだー、先生に言っちゃうよ」と言われることだったみたいです。
学校へ行くとまたその子に注意されるから、怖くて行けないというのです。
大人からすれば、そんなことくらいで学校に行けなくなっちゃうの?うちの子メンタル弱すぎなんじゃないの!?なんて考えてしまいます。確かに優しくて気弱なところは元々あったのですが。
不登校が1週間も続くと、「どうしたものか?このままずっと学校に行けなくなるのだろうか?」と、一気に不安が高まります。
一寸先が暗闇になった感覚でした。
そして、ネットで色々調べたり、学校のカウンセラーの先生や、幸い通級教室に通っているので、そちらの先生にも相談しました。
すると、返ってきた答えは、
「今、子供さんはエネルギー切れの状態なんです。」と。
1、2学期と子供なりに頑張ってきて、持っていたエネルギーをみんな使い果たしてしまったようなのです。
「エネルギーが満たされれば自然と刺激を求めてまた学校に出られるようになります。」
と言われました。
1年生の始めにも登校渋りがあって、その際も地域の支援センターの先生に相談した所、息子は周りの情報が一気に入ってくるタイプなので、緊張し易く疲れやすいと言われていました。だから私にとってこの話はわりとすんなりと入ってきました。
そこで、生活のリズムは崩さないように注意しながら、家でゆったりとできるようにしてみました。
ところが、しばらくしても何の変化の兆しもないまま時間が過ぎ、
「本当にこのままそっと見守っているだけで大丈夫なんだろうか?」
今度はそんな不安が出てきました。
何か対策をとらなければ、と焦りながらも、何をやったら良いのかわかりません。
とりあえず、不登校に関する本をいくつか読んでみようと探すうちに、森田直樹さんという方の本にたどり着きました。
その方によると、
『いじめなどは、ただのきっかけに過ぎない。
不登校の原因は、子供の持っている自信のコップに入っているべき水が空になったことにある。』
というのです。
つまり、息子は自信をなくしてしまっているというのです。
子供は日々、学校や友達関係などで、コップの水を消費してしまいます。
その水を積極的に増やしてあげる役目は、子育てしている親にある、というのです。
その方法とは、
『親が子供をじっくりと観察し、その子の良いところや能力を見つけた時に、
自分が世界一幸せな親だと思って、
「〇〇の力があるね」
とか、
「〇〇できてすごいね、お母さんは嬉しいよ」
と、愛情をこめてしっかりと褒めてあげること。』
これだけだそうです。
森田先生は、これをコンプリメントと呼んでいます。
この声かけを必ず1日3回以上して、ノートに記録すること。
これを続けていけば、子供の自信の水がまたコップに満たされ、再び学校に行けるようになるというのです。
著書には成功事例が沢山紹介されていました。
私は、すべての子供がそれで学校に行けるようになるわけではないだろうと思いながらも、この、
【子供に自信を持たせる育児】
というものに、深く共感しました。
そして、自分のやってきたことを振り返ります。
褒めることは意識していたつもりだったが、私はそこまで息子の能力を褒めたたえて自信をつけてやったことがあっただろうか?
学校の宿題や準備、部屋の片付け、ピアノの練習など、日々のこなしていかなければならない物事にとらわれて、つい、できていない所にばかりに目を向け、注意したり叱ったり、、、その繰り返しだったのではないか?
そうだ、私は子供の自信の水を増やすよりも、減らすことをやっていたのだ・・・。
その事に気づいて、愕然としました。
幸い、子育てはいつからでもやり直せる、というのがその先生の持論でした。
私はその言葉に助けられ、すぐにでも子育てをやり直そうと奮起しました。
私はさっそく、息子の良い所、能力のある所に目を向け、それを見つける度に褒めたり喜びを伝えました。
すると、子供の態度や言動が、みるみるうちに意欲的で前向きなものに変わっていきました。
表情が活き活きとしてくるのです。
以前はなかなか片付けができずに叱ってばかりいたのが、褒めることの方が多くなりました。
洋服から下着の裾がいつもはみ出て叱っていたのが、自分からすっと直せるようになりました。
先日は私が一言も言わなくても、リビングをキレイに片付けることができました。(あれほど片付けが嫌いで、言われなくても片付けが出来たことなんてまずない子でしたから、本当にビックリ仰天です。)
片付けする力があるね!とすかさず褒めてあげると、目が本当に生き生きとしていました。
私は若い頃から自分に向ける目が厳しく、
「自分は〇〇でなければならない」
「これを必ずやらなければならない」
「これができて当たり前」
このような考えを持つ傾向が強い人間だったと思います。
いわゆる完璧主義者ですね。
たぶん、元々が怠惰なので、そんな自分から身を守ろうと、
自分で自分のお尻をたたいてきたんですね。
ところが実際には
「自分は〇〇ではない」
「必ずやらないといけないのに、できなかった」
「やっぱりできない」
という現実を見ることもよくあります。
すると、敗北感や自己否定感が強く現れます。
〇〇でないとか、できていない方に目がいってしまうのです。
「こうありたいのに、そうでない自分は情けない」
「できない自分はなんて無能なんだろう」
「当たり前のこともできないなんて、最低だ」
そんな感情に支配されると、次の行動をする意欲も失われていくのです。
最近は意識するようになって、そのように考えることは少なくはなっているのですが、それでも、ふと気付くと、無意識に考えてしまっている自分がいたりします。
考えている、というより、感じている、という方が正しいかもしれません。
私は、この自分の思考のクセが、子育てにも大きく影響していたのだと、はっきりと気付きました。
できていないことばかりに目を向けて、それを子供にもさせてしまっていました。
そこで私は、ふと思い立ち、森田先生のコンプリメントを、自分に対しても使ってみることにしました。
自分が行った小さな事に目を向けて、こんな事ができたね!私すごいね!と褒めてみたのです。(普通で考えると、大人でこれやってたらかなり恥ずかしく感じるのですが^^;)
すると、どうでしょう。
何だか心の中がふわっと軽くなるような感覚が湧いてくるのです。
そして、次の事に手をつけようとするのに、とても前向きになっています。
まるで魔法のようです。
え~そんなこと本当にある?って、信じられないですよね。
でももし、私のように、いつも「自分はこうあるべき」とか、「これができても当たり前のこと」という想いが強くて、心の自由がなくなっている方がいらっしゃったら、是非、一度やってみてください。
この言葉がけは、本当に、心のサプリメントみたいに働くのです。
だからこの言葉がけは、子育ての場面だけでなく、おそらくすべての世代や場面で通用するものだと思っています。
たとえば、「病気のペットを看病している飼い主さん」にも、いいと思うのです。
病気や怪我の子を看ていると、どうしても、
「できなくなってしまったこと」
に目が行ってしまいます。
「数日前まではしっかりご飯を食べていたのに、これだけしか食べられなくなってしまった。」
「先週までは元気に走り回っていたのに、今は歩くこともできない・・・。」
無意識なことなので仕方がないのですが、できないことばかりに目が行くと、できていた頃とつい比較して、あ~あの頃はできてたのに・・・なんて、なんだかみじめな気持ちになってきます。
このままもっと進行していったらどうなるのだろう?なんて、悪い方への想像がふくらみます。
さらに、「なんてこの子は可哀想なんだろう、、、」と悲しみがあふれてきて、
「〇〇ちゃん、私がなんとかしてあげるからね!!」と、必死に看病してあげようとしてしまいます。
だけど、ちょっと待ってください。
そんな時は、コンプリメントを思い出してみてはどうでしょうか?
できていることに、目を向けて、褒めてあげてみてはどうでしょうか?
「今日は、これだけのものが食べられたね!!〇〇ちゃん、すごいね!!ママは嬉しいよ!!」
「今日は足を少し動かすことができたね!!〇〇ちゃん、エライね!!パパはうれしいよ!!」
こんな声かけをしたら、なんだかペットちゃんは自信が付きそうな気がしませんか?
自分から治そうと、やる気が湧いてきそうな気がしませんか?
何より、飼い主さんが、こんな風に考えることができたら、その喜びがペットに伝わって、その子は嬉しくなると思うのです。
この、一緒に居て嬉しい、楽しい、と思えることこそが、飼い主さんもペットちゃんも幸せで元気でいられる秘訣だと思うのですよね^^
今回、子供の不登校という一見不幸のような出来事から、色々な発見や気付きがあり、私は親として子育てをやり直せる機会を得ることができました。
人として、またひとつ成長させていただくことができました。
息子とこのご縁に、心から感謝したいと思います。
息子はまだ、毎日学校へは行けていませんが、たまにフッと気持ちが持ち上がって授業に出られることも出てきました。
まだまだ道のりは長いかもしれませんが、紆余曲折、先のわからないのが育児であり、人生であり、、、。
そんなのんびりしてる場合じゃないだろうと指摘する方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくとも、子供が出来ている事、自分が出来ている事、周りの人々が出来ている事に目を向けて、喜び褒めながら、過ごして行きたいと思っています。
余談ですが、私の好きな「引き寄せの法則」というのがあって、(私は性格上そこまでフワフワな感じで信じ切ることができないでいるのですが)
よく「手に入っているものに目を向けて、それが《あること》に感謝をしましょう」というフレーズを聞きます。《あること》に目を向けることによって、《ある》という現実を引き寄せる、ということなのですが、
《できていること》に目を向けることによって、《できている》現実を引き寄せる、ということにつながっているようにも思えます。
皆さんは、心のあり方、どのように考えますか??
ちょっといつもと違う感じの内容でしたでしょうか^^
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回私が勉強させていただいた本はこちら
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この度、当ブログを読んで下さっている方に向けて、メール相談を行うことを決定しました!!(読者登録とは関係ありません。一度でもブログを読んでくださっている方ならどなたでもOKです♪)
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皆さんがどのようなお悩みを持たれているのか、リサーチしたいという意図もあります。
実際の治療についてはかなり制限があって(法的にですね)難しい部分もありますが、それでもアドバイスできることは沢山あると思っています。
また、単に、中医学でできる治療やケアの情報提供だけではなく、どうしたらいいの?という飼い主さんの心のモヤモヤに寄り添って、解決できるサポートをしたいと考えています。
この機会をぜひぜひご利用くださいませ♪♪♪
価格については悩みましたが、有料です。病気の相談や中医学的観点からの病態判断などもできて、フォローもついてくるので、まずまず優しい価格設定になっていると自負しております(笑)
準備が整い次第、追ってご連絡いたしますので、どうぞ楽しみにしていてくださいね~^^
誠に恐れ入りますが、上記のメール相談は終了いたしました。
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私のクリニックでは、現在群馬県高崎市を中心に往診専門診療を行っています。
治療は主に中医学ベースなので、鍼や漢方薬、食事、マッサージなどになります。
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